BIKE || MOTORCYCLE

GIANT TCR ADVANCED 3 2015 カーボンロードバイク

Posted on Mon 24 October 2016 ( 2018-08-02 update ) in bike

かねがね検討してきたロードバイクの購入を実行した。購入したのはGIANTのTCR ADVANCED 3の2015年モデル。つまり去年モデル。いやモデルチェンジ時期だからおととしモデルといってもいいかも。

なんどか訪問していた自転車屋さんで購入。この自転車屋さんには、もともとはメリダのロードバイクあたりを検討していて訪問。展示車であったTCR ADVANCEDには見向きもしていなかった。あれこれとお話を伺うとKOGAの自転車がイチオシで、MERIDAがニオシって印象だった。このほかにもチネリやカレラ、ニールプライドなんてのも扱いがあるけど、次点以降といったところか。

なぜTCR ADVANCED 3か?

なんでだろう?思いつきかも。

メリダのロードバイクを物色していたスタートからして、リーズナブルかつ手頃なロードバイクを乗りつぶしたいと考えていた。ちょっとダサいと指差されちゃうくらいのものでよくて、あんまりロードバイクらしい、頑張ったものは欲しくなかった。

だって、レーシーなウンタラカンタラとかバネ感がどーたらこーたらとかは僕にはわかんない。スキー板の話ならわかるけど、そこまで自転車に乗ってないもの。

その時、自転車屋さんに乗って行ったのはCannondaleのマウンテンバイクだったので、初めてのロードバイク!みたいな雰囲気はプンプンさせていたはずなんだけど、アルミバイクであるKOGAのA-Limitedをおすすめいただいた。お店の方曰く、まったくの初めてではないと思うので、このあたりが好みにあうんじゃないかとのことだった。KOGA-MIYATA時代の尖った感じの特性を今に受け継ぐ良いバイクなんだろう。

試乗させていただいたがシャキッとした乗り物だった。でも、いまいちピンとこない。知ったかぶってもしかたない。本体色が致命的に野暮ったい。乗りたいって思うに至らなかったのだ。

どうしよう?とあれこれ自転車屋さんをめぐるうちに、高校通学の時に乗っていたパナソニックのMOUNTAIN CATを思い出す。クロモリ製のいいマウンテンバイクだった。また乗りたいな。今乗るならパナソニックのロードバイク乗りたいな。うん、クロモリロードだよなーと気持ちが傾いていく。

で、気になるクロモリロードバイクのことを調べていくと、ロードバイクにもマウンテンバイクと同じようにディスクブレーキが普及するタイミングに差し掛かりつつあることを知る。しかも、規格がまだ固まりきっていない。今買っても将来的なパーツ供給が先細りになるかも。そんな心配からか注文に二の足を踏み始める。

ここまでざっと半年くらい。実にあっという間。

理容師の国家試験やらでいろいろイベント続きだったので購入タイミングを完全に逸してしまった。このままじゃ先に進まないと思い、クロモリロードバイクは次回のお楽しみにすることにした。長く乗れるのがクロモリの良さみたいなところもあるので、慌てず様子見しよう。そのかわり、気軽に乗れるロードバイクを入手しようということになった。

モデルチェンジ時期に差し掛かってきたので、大幅割引の自転車もよく見るようになった。なかでもメリダのリアクト400なんかはアルミフレームにも関わらず、エアロフォルムで面白そう。お値段もこの時期ならではの安さになってきている。リアクト買うか!と盛り上がってきたところで、アルミフレームが振動を拾いやすいってところを再考する。

のんびり乗るにしても振動対策はしておきたいな。今乗ってるフルリジットにしたアルミ・マウンテンバイクでも振動結構感じるもんな。エントリークラスのカーボンバイクを狙おう。それならばメリダかジャイアントあたりを見られるお店に行ってみるか。

ということで、再び自転車屋さんを訪問して、購入に至った。

正直、ほかのお店で買えばさらに数万円は安く買えたと思う。展示車だったので白いバーテープやサドルは煤けていて汚れは落ちやしない。タイヤについているステッカーは陽に焼けててすでに黄変している。ブレーキは右後ろでお願いしていたのに変更されていない。(エンドの塗装がはげていたり、リムテープがヨレていたなんてのも後でわかった。)こうして書くとダメダメだこと。

とはいえ、完成車附属品だから新品に交換しますよって訳にもいかないだろうし。しゃーなしだろう。いずれも消耗品といえるものだし。あ、サドルはそうでもないか。

自転車屋というお店と付き合おうってのが購入動機なのでよしとしておく。

ロードバイクのチームとかクラブとか

この自転車屋では、チームとクラブを持っていて、火曜日の夜と土曜日・日曜日の午前中に走行会が行われている。走行会に参加したいけど、まったくもってスケジュールが合いません。チャンスがあれば参加したい。だってぼっちで走っていても面白くないものね。

僕はレース志向ではないので、そんなに強度の高いトレーニングは希望していないんだけど、ポタリングレベルの走行会なら参加したい。でも、厳しいな。

となると、なかなかお店に出入りできるわけもなく、わざわざ自転車屋で購入した意味ないじゃんってことになるので、時間が取れたらぶらっとでも訪問するようにしよう。

ちなみにお店からの情報発信はもっぱらFacebook経由だそうだ。Facebookで走行会のお知らせなんかもしてますのでご覧くださーいと、都度ご紹介いただいている。ページはもちろん見ているのだけど、見てますとはなんとなくカミングアウトしにくいものがある。なにせプロモーションというよりはプライベート寄りな内容と感じるもので。

とりあえず、太客にはならずともその他大勢と認知されるくらいにはなれるかなあ。

GIANT TCR ADVANCED 3

早速走ってみる

Strava: First ride of TCR Advanced

Giantのカーボンロードを購入しました。2015年モデルのTCR Advanced 3という店頭在庫。つまり売れ残り。

ということで、納車いただいてから試走がてら軽く走ってきました。

GIANT TCR Advanced 3

コースは鶴見川土手の旧サイクリングロードから恩田川のサイクリングロードの折り返し。新羽橋付近からスタートして、新横浜、小机、鴨居、中山、十日市場と進んで東名高速をすぎ、246号付近でUターン。これまで乗っていたマウンテンバイクとは違って軽い!舗装路を走るならロードバイクが一番だなーと実感したのでした。

クラブの走行会に参加してみた

はじめてのパンクとその修理みたいな感じなお話。

飯田牧場までの走行帰りに、パツンって小石を弾き飛ばしたような音が鳴っていたんだけど、空気も抜けることなく、問題なく走れていたので、なーんだパンクじゃなかったかと思っていたら、そんなことはなかった。数日後に自転車の様子を眺めてみると、すっかり後輪の空気が抜けていた。

それでは、パンク修理するかと思ったところでひらめいた。パナソニックのイージーパッチで直してみよう。

まずは後輪を取り外して、チューブを引っ張り出す。洗面台に水を張って、空気の漏れを確認。あー、繋ぎ目のところから空気漏れか。最近のタイヤやわいよね。特定できたところでぺろっとパッチを貼り付け。空気を入れても問題ないみたい。試しに走りに行ってみよう。

Strava: Evening Ride

珍しくお仕事も早めに終えられたので、パンク修理のチェック。ふらふらーっと走ってみたところ、TCR Advancedを購入したお店ののんびりライドに遭遇。そのまま一緒に走ってきました。

フラットペダルだし、パンク修理がどこまで問題ないか怪しかったし、早めに帰ろうかとも考えていたんだけど、せっかくお誘いいただいたので喜び勇んで参加。

お店から東神奈川方面に抜けてから、みなとみらい・中華街経由、港の見える丘公園。帰りは山下公園前に出て、赤レンガ倉庫に中央市場というコース。のんびりなので、フラットペダルでも問題なかったんだけど、やっぱり集団で走るならビンディング欲しい。細かいコントロールがしんどいかも。

そして、上手い人の後ろを走るのはとても勉強になる。ペダリングやケイデンス管理、ライン取りなんてのが、よくわかる。わかるっていうと語弊があるか。とにかく真似っこしてみることで、いろいろと体感できる。大変ありがたい経験をできました。

で、パンク修理。

問題なく走行できたんだけど、帰宅してから自転車をラックに持ち上げると、ぷしゅーって音が。あっという間に空気が抜けていきました。走っている間はある程度の圧力がかかっているのでパッチは安定していたみたいだけど、持ち上げたところで外れてしまったみたい。前評判通りですね。

一次対応としては問題ないけれど、恒久対応としては問題あり。やっぱりゴムパッチをノリでつける手法じゃないとダメみたい。ダメじゃないかもしれないけれど、不安が残るので採用できないですね。

こういう経験則で積み上げていくものは、とっても大事だなって思うのでした。

パンクの原因はリムテープだった

その後も忘れた頃に襲ってくる後輪のパンク。ほんとになんでもないところで突然にプシュー。何本のチューブを無駄にしたことか。

購入した自転車屋さんに相談してみたところ、解決策はリムテープ交換。しかし、ほどなくパンクしたため、リムテープを二重にする。でも、やっぱりパンク。自転車屋さんに恨み言を言いたくなるレベルなのは間違いない。メンテナンス面での良い関係を期待していただけに非常に落胆するばかり。

自分で問題解決する方針に転換して、状況確認から始めることにする。

パンクはチューブのリム側の面がパンクする。ちょうどニップルホールのところで穴があく。ならばということで、ニップルホールのバリ取りを敢行。鉄ヤスリですべてならしてみる。さらにリムテープの幅を変更。GIANT純正リムテープではなく、シマノの20mm幅テープに交換。

ここまでやってみて、やっとパンク癖が落ち着いた。

サドルやタイヤの汚れ、ブレーキやディレーラーのメンテ状況だけではなく、このあたりにもガッカリ感。技術面でもう少し頼りになる自転車屋さんがいいなあと思うのでした。

1年以上の実走を経て

コツコツとポジションを出しながら、あちこちにサイクリングに出かけてみた。まず交換したのがサドル。納車時の薄汚れた感じがどうにも許し難かったので、FizikのArioneに変更。評判の悪くないサドルだけあって非常に具合がよい。一発で相性の良いものが見つかった感じ。

次に標準の400mmでは狭いと感じたのでハンドル幅を420mmに変更。狭いままだと距離が伸びるにつれて上腕に痛みが出やすかったのが改善。

最後にホイールの交換。フルクラムのレーシング3を導入したら相当楽に走れるようになった。やっぱりホイールの交換は恩恵が大きい。

はじめてのカーボンフレームとしてこのTCR ADVANCEDを選んだのだけど、第一印象は軽い!というもの。1年も経つとこの感覚も薄らぎつつあって、フロントシングルで組み直したミニベロの方が多分軽く、どちらかというと重たく感じることも少なくない。慣れというのは怖いものです。

エントリーグレードのカーボンフレームというのも理解ができてきた。剛性が高くないということはやはり加速感がいまひとつ。

街中をサイクリングすることが多いので、信号停車後の走りで如実に感じる。くるくるとペダルを回せば自然な加速を生むことができるが、グイグイと加速したいときにペダルを踏み込んでも反応が鈍い。

クロモリやアルミフレームにも乗っていたので余計に重苦しく感じてくる。僕の体重と走る環境にはちょっと向いていないように思うことが出てきた。

固めと言われているフルクラムのレーシング3を組み合わせてみても、このフレームのソフト感は改善されておらず、多摩川サイクリングロードのような停車する機会が少ないところでは楽しく走れるが、そこにいくまでの一般道なんかでは非常にかったるいと感じている。

自転車屋さんにアルミフレームの車体を一番はじめにすすめていただいたんだけど、それをいかしていなかった自分が悪いのかな。そんなわけでもうすこし剛性の高いフレームに乗り換えるのもアリだなと考えている。