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GIOS FELUCA (2013) カスタム レビュー

Posted on Sat 18 May 2013 ( 2021-08-14 update ) in bike

久しぶりに自転車に乗りたくて、街乗りを兼ねつつ気楽に乗れるミニベロはないものかといろいろ物色。GIANTやフジ自転車と迷いつつもオーソドックスで各種コンポーネント近隣のトレッサ横浜にある自転車屋さんで取り扱いがあるようだったので、イタリアGIOS社のミニベロであるFELUCAを購入しました。

自宅近所を試走してみる

日産スタジアム

5月18日に納品。仕事の都合ですぐに乗れませんでしたが、時間がとれた週末に近所の日産スタジアムまで走ってきました。ポジションなどいろいろと調整をしていく必要がある訳ですが、とりあえずは新しい自転車が嬉しい!

横浜みなとみらい・山下公園まで走る

夏は日の出も早いので、朝の涼しく交通量の少ない時間帯を利用して山下公園まで走って来ました。

起床は3:00。といっても前日21:00くらいに寝てしまったので睡眠時間は十分。昨日の夕食の残りであるパエリアとシーザーサラダをたらふく食べてからシャワーを浴びて、少し明るくなり始めた4:20に出発。

自宅から新横浜に抜けて、そこから六角橋を経由して東神奈川に向かいます。日中はかなりの交通量ですがさすがにこの時間だとクルマもあまり走っていないので快適。陽も昇りはじめてますので真っ暗ということはありません。

東神奈川からは首都高横羽線の下の産業道路を通りつつみなとみらい方面に抜けていきます。はじめの目的地は臨港パークです。

みなとみらい

みなとみらいにはいるとぼちぼちジョギングをしている人がいます。近くのタワーマンションにお住まいの方達でしょうか。年齢層は少々高めなのでそんな感じですかね。

朝の気持ちよい空気を楽しみつつ30分ほどで到着しました。過去にマウンテンバイクで走っている時と時間が大して変わらないところが脚力のなさを露呈しておりますが、静かな波打ち際見ているだけでも気分がいいので良しとします。しばらく海を眺めてから、次の目的地に移動します。

赤レンガ倉庫

人がいない赤レンガ倉庫は以外と広い空間です。いつも暑い日差しの中人ごみをよけつつ訪れることが多いのでこちらも新鮮。きれいに整備されてから訪れたのははじめてじゃないかと思います。さらに移動していきます。

山下公園

山下公園まで来ました。昔は赤レンガ倉庫から古い貨物の線路が残っていましたがいまは軌道も撤去されて散歩道になっています。昔に比べると山下公園って寂れてしまいました。本牧と大桟橋に挟まれて見える海が狭くなっているんですよね。みなとみらい地区の方が海としては広さが感じられます。

ここで5:30くらいになりました。朝のラッシュが始まってしまいますと走りにくいので帰路につきます。来た道をちょっと変更してみなとみらい地区から中央市場に抜けて、東神奈川経由で新横浜まで。そこから鶴見川沿いに少し川を下ってから帰宅でちょうど6:00。非常にさわやかな早朝ライドでした。

さらに街乗り仕様にするGIOS FELUCA

街乗り自転車としてミニベロはとても楽しい。GIOSのFELUCAはドロップハンドル仕様でスポーツ車っぽい楽しさも感じられる。ただ、乗っていると不満も出てくるもの。やっぱりロードバイク乗る方が軽快だしいいよなあなんて気持ちがムクムクと湧き上がってくるものだ。

そんな中、いつ壊れるかわからない拾ってきた怪しげなアルミフレームの折りたたみ自転車に乗る父に、FELUCAに乗せてみた。

はじめはサドルを下げて、そのままドロップハンドルで乗れないかと試してみる。でも、まだシートポストが長いみたい。純正のものでは一番下げても10センチくらいはあるだろうか。脚が届かないし、慣れないドロップハンドルでフラフラと危なげ。これではいけない。

再び自分が乗るときのことを考えるて、新しいシートポストを入手して200mmくらいにカット。これでサドルをホリゾンタルフレームギリギリのところまで下げられる。まだ、ドロップハンドルを持つ手が怪しい。体格に対して遠いんだろうな。

GIOS FELUCA ブルホーン

次に、ブルホーン・ハンドルを入手してドロップハンドルと換装してみる。俗に言うエビホーンみたいな状態に。ハンドルは前よりも握りやすそうだけど、これってやっぱり遠いよな。やっぱりブルホーンはカッコだけで実用的な感じじゃなかったか。

家の中を見渡してみると、廃棄しようと決めながらも、なかなか踏ん切りがつかなくて保管してきたマウンテンバイク、Cannondale F400がある。微妙にハンドル径が違うけれども、フラットバーとシフター、ブレーキ一式がそこにある。しかもAlivioだから同じ9速。いけるんじゃない?

さっそくとりはずしてFELUCAにインストールしてみました。

GIOS FELUCA フラットバーに変更

なにこれ、ぴったりじゃん!

ということで、Cannondale F400から、Ritcheyのフラットバー・ハンドル、Tektro製ブレーキ、Alivioシフター、キャノンデール銘のサドルを移植してみました。フレーキとシフターのステンレスワイヤーもあわせて交換。非常にオーソドックスなミニベロになりました。ステム交換してもう少し変更してもいいかな。様子を見ながら考えていきましょう。

GIOS FELUCA フラットバー ミニベロ

しばらく父に乗っていてもらったGIOS FELUCA。ミニベロ特有のクイックなハンドルの動きがちょっぴり不安とのことだったので、父はサイクルベースあさひのRetourミニに乗り換え。FELUCAはまた手元に戻ってきた。街乗り車としては優秀なので、またあれこれとパーツを換装して自分に合うようにしてみる。

GIOS FELUCA

ステムとハンドルを交換

僕は480mmのフレームサイズのものを買ったんですが、適応身長としてはギリギリで、シートポストは思い切り伸ばして乗っています。GIOS FELUCAの特徴としてシートポストがちょいと寝ていますので、サドルとクランクの位置関係がちょっと窮屈に感じます。

腰の下にクランクがないもので、ちょーっと脚を突っ張ってクランクを回している気がしないでもない。仕方がないのでシートポストを180度回して前後逆にし、サドルをグイッと前に出してやるとぼちぼち落ち着きます。

でも、これをやると懐の空間に余裕がなくなり、ハンドルに膝をぶつけることも出てきます。それならばということで、80mmの標準ステムを110mmに変更。ついでに380mm幅の標準ハンドルをCC420mmのドロップハンドルに変更してみました。

GIOS FELUCA ハンドル交換

やっぱり適切な幅のハンドルだと握りやすいですね。ミニベロ特有のクイックなハンドル挙動をコントロールするにはちょいと広めのハンドルでもいいんじゃないかな。安定感が格段にアップした気がします。

ブルホーン化で街乗り特化

しばらくオーソドックスなドロップハンドル仕様にして乗っていましたが、バーテープがほつれてきてしまいました。ならば、もっと街乗りに特化して気楽に乗れるようにできないものか。一度試してやめてしまったブルホーンハンドルの取り付けをしてみることにします。

FELUCA 仮ブルホーン

前回との違いはSTIを採用しないこと。テクトロの補助ブレーキRL-726とシマノSL-A050でブレーキレバー・シフターを構成してみることにしました。

スタイルとしてはフラットバーに近いもので考えていたので、シフターやブレーキレバーはステム脇に取り付け。エンドグリップのついたフラットバーみたいなもんですね。

FELUCA ブレーキ・シフター交換

今回、シフターにシマノのSL-A050を使ってみました。これは7速シフターとして販売されているものなので、9速SORAのリアディレーラーがついているFELUCAには本来適合しません。でも、分解してインデックス機能を担うパーツをひょいと裏返してやるとフリクションシフターとして機能してしまうんですね。

26mmや25.4mm径のハンドルを使用する場合、マウンテンバイクなどで見られる22mm径用のパーツが流用できなかったりします。なるべくローコストにやりたかったので取り入れてみました。そんなに変速しないからWレバーとかでもいいんですけどね。

SL-A050 フリクション化

タイヤの幅を広くしてみる

GIOS FELUCAのタイヤは20x1 1/8が標準。なんとなくロードバイクっぽいスリックタイヤに飽きてしまい、TIOGAのCOMP III 20x1 1/8を取り付けていましたが、さすがにブロックパターンが荒いので乗り心地がいまひとつ。何よりコンパウンドが柔らかいこともあって街乗りするにはちょっと粘りがない。力が逃げている気がします。おまけに減りがマッハだし。

フリーライド寄りのタイヤを試してみようということで、MAXXISのDTH 20x1 3/8を取り付け。タイヤ収まるかなーと思いましたがいけました。さすがに取り付け後に空気入れないといけませんがいい感じですね。乗りごごちも悪くない。街中で段差乗り越えなんかを考えると1 1/8はちょっと細すぎなので1 3/8へのタイヤサイズ変更は結構オススメかもしれません。

MAXXIS DTH 20x1 3/8

バーテープはアズーリカラーとか

あれこれ試してみたGIOS FELUCAのカスタマイズ。履き潰すつもりでタイヤをTIOGAに再び戻してバーテープを巻きつけして完成とします。

しかし、近頃は安いバーテープが売られてますよね。中国からメール便で200円で送られてきますからね。確かに発泡材だから材料ケチれば安くなるけど、送料含んでこの値段だものな。

ならば、右は赤で左が緑のバーテープを巻いて、フレームの白と合わせてイタリアンなんてのも考えたんですが、アズーリカラー一色で我慢しておきました。ぼちぼちな出来上がりかな。

GIOS FELUCA ブルホーンハンドル

GIOS FELUCAのカスタムしてみて

ミニベロってあれこれパーツ換装してって楽しみがありますよね。走るってことに関しては、クロスバイクやロードバイクに譲りますからね。ついついカスタマイズに夢中になる。そう考えると、ミニベロのフレーム選びって結構重要です。これだけは交換できないパーツだしね。

僕のFELUCAは一時期のレンタル期間もあってかあちこちぶつけていて塗装ハゲがだいぶ出ています。鍵のワイヤーケーブルで黒く汚れてたりもしてます。BMX化してみようとハンドルも用意してあるんですが、これ以上いじるのならフレームの交換が先かもしれません。

GIOS FELUCA カスタム

GIOS FELUCAをいじってみて、ミニベロに望むものってのがおぼろげながらも判ってきたように思います。

  • タイヤサイズは406でも451でもいい。太いタイヤを履けるクリアランスのが重要
  • シフターはWレバーのがカスタムしやすい。ハンドルの自由度が上がる。
  • ディスクブレーキ対応はあり。タイヤサイズの自由度があがるかも。
  • 荷台をつけられるダボ穴があった方がいい。

ミニベロでもスピード出るとかロングライドもこなせるなんてことを言われますが、そういうことはより適した自転車に任せた方がいいんじゃないかなと感じます。あれもこれもと欲張るよりも、往復15kmくらいでストップアンドゴーの多い街中ライドこそ一番の活躍の場じゃないかなと思います。

GIOS FELUCA 吊り下げ保管

突っ張りポール利用のハンガーラックを用意してみたものの、街乗りはマウンテンバイクも用意しているので出番が近頃は減りつつある。

あれこれ考えてたんですが、

バラバラにしてやりました!

GIOSのミニベロ、FELUCAをあれこれとカスタマイズしてきたんですが、マウンテンバイクにロードバイクを室内に並べている状況なので、さすがに置き場がない。我が家は豪邸じゃないし。

だから、バラす。

GIOS FELUCA コンポーネント

ブレーキ、シフターのワイヤーを引き抜き、キャリパーを外す。ディレーラーを取り払い、クランクを引き抜く。工具が揃ってるんで分解だけなら、ものの30分もあればできてしまう。超簡単ね。

GIOS FELUCA フレーム

ということで、バラバラに。拭き掃除はまた今度にしとこう。

GIOS FELUCA (2013) カスタムの続きにつづく